妊活鍼灸の効果
世界各国で不妊治療に鍼灸が併用されています。
学会等で報告されている効果についてご紹介します。
当院の治療結果と経験した症例も掲載します。
不妊鍼灸マッサージ治療の効果<世界の学術発表と当院の症例>
Published(2020)
Integrated miRNA-seq analysis reveals the molecular mechanism underlying the effect of acupuncture on endometrial receptivity in patients undergoing fertilization: embryo transplantation.
統合されたmiRNA-seq分析は、受精中の患者の子宮内膜受容性に対する鍼治療の効果の根底にある分子メカニズム
胚移植前に鍼治療を受ける女性のストレスレベルの比較について(2015年イギリス)
鍼治療を繰り返し受けると体外受精時に女性のうけるストレスが少なくなるという研究。
米国生殖医学会(2008アメリカ)
はり治療を併用した胚移植は、鍼治療を受けた群の臨床的妊娠は1.65倍高く、継続中の妊娠は1.87倍、生児分娩率は1.91倍高く、鍼治療は妊娠率の高さと関連していた。
英国医師会誌(2008)
IVFを受ける女性が同時に鍼治療を受けると妊娠率が65%高くなる。
米国生殖医学会(2006オーストラリア)
IVF例に鍼治療を3回行い、鍼治療組に妊娠率が高くなった例228例を対象に、hMG注射時、排卵前、採卵直後に鍼を行った。行われない組では23%、鍼治療組では31%の妊娠率で有意差はなかったが鍼治療組に妊娠率が高くなった。
米国生殖医学会(2006デンマーク)
胚移植日に鍼灸を行うとIVFとICSIの妊娠率を上昇させる273例を対象とし、鍼を行われない組では22%の妊娠、鍼治療グループでは36%の妊娠率となり、鍼灸治療グループが有意になる。
2006年ドイツの報告
「体外受精と顕微授精例の黄体期に鍼治療を行なうと妊娠率が有意に高かった」
225例を対象としたもの。
鍼灸を行なわなかった組では13.8%、行なった組では28.4%の妊娠率で鍼灸治療組の妊娠率が高くなった
。
日本生殖医学会(2006)
IVFを5回以上行っても妊娠できなかった不妊症女性114人に鍼を行ったところ、約4割にあたる49名が妊娠に至ったと明治鍼灸大学と明生鍼灸院が報告した。49名中4名は自然妊娠、30人は鍼灸治療後1回のIVFで妊娠に成功したという。週1から2回のペースで治療は行われた。
米国生殖医学会(2002)
IVFを受ける女性160名を2つのグループに訳、一方のグループにはIVFの前後に鍼治療を、もう一方は通常のIVFをした結果、鍼治療を行ったグループの妊娠率が42.5%に上り、通常の治療の26.3%を上回った。
鍼治療が補助生殖医療受療者の妊娠率に及ぼす影響(2002年ドイツ)
この研究はART受療中に鍼治療(対象者が160名)を受けたことで妊娠率が上昇することを示した。
米国生殖医学会
IVFとICSI例の黄体期に鍼治療を行うと、妊娠率が有意に高かった225例を対象とした。鍼灸を行わなかったグループでは13.8%、行ったグループでは28.4%の妊娠率で、鍼灸治療グループの妊娠率が高くなった。
・44歳で体外受精、体質改善プログラムで二人の子供を授かる(鈴木症例)
・高齢妊娠を希望の方の体質改善(金山症例)
・初期流産予防(経験者)のための鍼灸治療で妊娠が継続した22症例
・栄養指導と鍼灸治療で内膜が劇的に厚くなった8症例(金山症例)
・原因不明でPGTA正常胚を移植するが妊娠に至らない方への鍼灸治療後に妊娠に至った1症例(金山症例)
・採卵40回も胚盤胞にならず移植がでない方への鍼灸治療で良好胚移植ができた1症例(鈴木症例)
・47歳高齢の方の妊娠陽性~12回目の移植~(鈴木症例)
・精索静脈の血流改善を目的としたはりきゅうマッサージで精液検査が改善した20症例(鈴木症例)
・精神的ストレスで性行為不能が改善した1症例(鈴木症例)
・精子数と運動率が改善した1症例(鈴木症例)
・食事を変えたことで妊娠に至った1症例(鈴木症例)
・42歳採卵困難が体質改善により妊娠に至った1症例(鈴木症例)
・ストレス解消が精子の質を低下させた1症-交感神経亢進-(鈴木症例)
・腎虚の改善が解消された1症例(鈴木症例)
・肝気鬱結に置き鍼が有効だった1症例(鈴木症例)
・移植後の卵巣と子宮へのアプローチ(金山症例)
・着床不全の方への針灸マッサージ治療で陽性となった1例(金山症例)